“暴走少女”

アレナ
(マクダレーナ・ヴォイチェク)

作者:ササジマン

■設定関連
■プロフィール

 キャッチコピー:暴走少女
 キャラクター名:アレナ(マクダレーナ・ヴォイチェク)
 性別:女
 年齢:11歳
 身長:125cm
 体重:31kg
 国籍:チェコ
 血液型:O(RH-)
 職業:傭兵?(研修員というように扱われている)
 趣味:ガラクタ集め、昆虫採集、〜ごっこ、絵日記
 特技:嘘泣き、とぼけ(すぐばれる)、逃げ足の速さ
 好きなもの:アニメ、動物、昆虫、Hな話
 嫌いなもの:お化け、幽霊、怖い話、仲間はずれ
 大切なもの:仲間、集めたガラクタ、今まで書いた絵日記
 苦手なもの:一人ぼっちになること、メンバーからのお仕置き
 好きな食べ物:トリーネが作った料理、野菜ジュース
 好きな音楽:子供番組ソング
 得意スポーツ:かけっこ、鬼ごっこ、ドッジボール、木登り
 格闘スタイル:カールギルド総合格闘術(?)

■外見

 赤髪金眼の混血(白+黄)少女。大きな目と耳がチャームポイント。
 髪型は自然体のショートヘアーで、裾部分は軽く外側に跳ねており、
 頭頂部にはアンテナのように細く毛が立っている。(いわゆるアホ毛)
 上半身は半袖のシャツの上にベストを着用し、
 下半身は股下までしかない半ズボン。
 足元は小奇麗に裾を折りたたんだ靴下と、コンバットシューズ。

■背景設定

<ショートストーリー>
 「やだやだ!!ボクも参加するー!!」
 「ち、ちょっと待てよアレナ!」

 その夜、寄宿舎では例のごとくティアバスターズのメンツが
 すったもんだの大激論を繰り広げていた。
 特にアレナの参加をどうするかで、みんなの意見がバラバラになっているのだ。

 「ポクりんは別にいいと思うけどな?ええかんじにかき回してくれそうやん♪」
 「いや、だからもしものことがあればどうするんだよ?お前、対処できるのか?」
 「私も・・・アレナちゃんを危ない目に合わせるのには抵抗があるわ」
 「そうだなぁ。なあアレナ、観戦にしとけ。お前はまだ子供だろ?」

 みんなが一方的に話しているのをアレナは静かに聞いていたが、
 不意にうつむいて体を小刻みに震わせた。

 「・・・そーやって、みんなアレナを仲間はずれにするんだ。・・・ボクもできるのに」
 「う・・・」
 「およよ、はじまったでー♪アレナの必殺技」

 今にも泣き出しそうにアレナはしゃべった。こうなると大人は弱い。

 「ヒンツ、できるよね・・・。アレナだってできるよね!」
 「おう、あたりきよぅ!!おめーも優勝狙えるって♪」
 「こ、こらヒンツ!!お前何の根拠があって・・・」

 神楽坂が反論しようとしたその時、

 「圭ちゃんのバカァアアアアッ!!」

 アレナが大声で叫んだ。
 その大きな目には今にもこぼれそうに涙が浮かんでいた。

 「ア、アレナ・・・?」
 「ボクも・・・やれるんだ。いっしょうけんめいれんしゅうしたんだ・・・。
 ゆうしょうもできるんだ!なのに・・・なのに・・・何でボクだけ・・・・・・。
 う、うわぁあああああああああああああ!!」」

 顔をぐしゃぐしゃにしてアレナは泣いた。
 泣いて、泣いて、泣き収まった時にはすでに深夜だった。

 「ふう、・・・やっと寝たか?」
 「はい。泣き疲れたんでしょうね・・・」

 ベッドにアレナを寝かせると、4人は居間で再度話の続きをおこなった。

 「あいつの参加・・・どうするんですか?」
 「仕方ない、出すよ。また泣きじゃくられるのも嫌な物だしな」
 「ははは、やっぱし甘いっすね、圭さん」
 「うるせえ!元はといえば誰のせいだ!?」
 「にへへへ・・・すいやせん」

 神楽坂は心底疲れたようにソファーに腰を下ろした。

 「いらん心配がまた増えるな・・・」
 「でも・・・これでもよかったんじゃないですか?みんな一緒で」
 「ま、そう思っておくよ」

 そう言うと3人の方に顔を向けた。

 「いいか、この大会は任務だ。半端な遊び感覚でやらないように。
 怪我と体調だけは十分気を付けろよ」
 「分かってますよ」
 「アレナは、・・・まあ俺がついておくよ。お前らは思いっきりやって来い!」
 『イエッサー!!』

 こうしてアレナの参加も決定し、メンバー全員が大会出場となった。


<設定>
 傭兵派遣機構カールギルド戦災救助小隊「ティアバスターズ」の研修生。
 チェコの片田舎に産まれ、3歳の時、内戦に巻き込まれ両親が死亡。
 一人残された彼女を神楽坂が発見し育てることにした。
 養子縁組の話は何回かあったのだが、彼女がそれを拒否。
 カールギルドと話し合い、小隊の研修員という扱いで毎日を送っている。
 両親の死が若干トラウマになっており、
 仲間はずれにされたり一人ぼっちになるのを極端に嫌がる。
 そのためかは知らないが、部隊内の仕事に勝手に首を突っ込むことがあり、
 その都度みんなからお仕置きされている。
 神楽坂は彼女の能力を認めてはいるものの、
 あまり危険な目にはあわせたくないという親心があるようである。
 性格はとにかく活発で元気。
 少しとぼけてたりおませなとこもあり、エッチな話には目がない。
 収集癖があり、変なものを持って帰ってはトリーネに怒られている。
 その性格構成には神楽坂の影響が強いが、彼自身も逆に影響されている。
 (実際に神楽坂の稚気は、彼女を育て始めてから色濃くなっていった)
 こう見えてもティアバスターズでは一番の古参。

■格闘スタイル解説

 実直速攻。力は無いがスピーティでごり押しが効くキャラ。
 使いやすい通常攻撃と、数は少ないが、威力の強烈な必殺技を持つ。

■技関連
■ダッシュ

 ランタイプ
 可もなく不可もなく、普通の使い勝手。
 背が低いので技をすり抜けることも出来る。

■通常技

 基本的に素直な攻撃軌道を持ち、体格の割にはリーチもある。
 特筆すべき技として、しゃがみ強Kがスライディングになっている。

■特殊技

アレナヒップ  (空中で中K)
 体を捻って臀部をぶつける。当たると反対方向に跳ね返る。

■コンビネーションアーツ

弱P連打
 前進してボカボカと前へ殴る、駄々っこパンチ。

■投げ技

かみつき  (or強P)
「あんがー!」
 相手の鼻めがけて齧り付く。しばらく食らい付いて、徐々に体力を削る。

どつきまわし  (or強K)
「うりゃうりゃうりゃうりゃうりゃ!」
 相手の肩に正面から乗っかると、両手で相手の頭へ連続横殴り。
 連打で回数増加。

■ガードキャンセルアタック

■必殺技

アレナキック  (K)
「アレナキーック!!」
 画面端から端までジャンプするドロップキック。
 外した時の隙は甚大だが、
 技の出がめっぽう早く、判定もまず負けることは無い。
 当て方によっては対空の代用もできるという、
 奇襲攻撃としては反則クラスの使い勝手。

アレナへッドバット  (K)
「ずつきーッ!!」
 その場で海老反りジャンプし、
 ヘディングの要領で頭を思いっきり振り落とす対空技。
 攻撃範囲は広く、対空技としては非常に強い。

■秘技

連続アレナキック  (KK)
「(アレナキック)とつげきー!!」
「(連続ソバット)ふんが!ふんが!ふんが!ふんがーッ!」
 アレナキックで突っ込み、
 ヒットするとそのまま空中ソバット4連続に移行。
 性能はアレナキックそのままなので使いやすい。

アレナドライバー  (KK)
「キャーッチ!!」
 当たり範囲の広い空中キャッチ技。
 その場で海老反りジャンプし、ヒットするときりもみ状態のまま、
 相手をツームストンパイルドライバーに極めて落下する。

■絶技

アレナタックル  (PP)
「(発動時)んぎ〜〜っ・・・!!」
「(突進攻撃)おりゃぁああああ!!」
 ガード不能の突進技。発動するとしばらく溜め状態になり、
 2秒後に高速ダッシュの体当たりをぶちかます。
 溜め状態中に攻撃をくらうと強制解除してしまう。

■潜在能力

ラストアタック  (PPP、その後任意のコマンド)
「やーってやるぞー!!」
 いわゆるオリジナルコンボ技。
 画面反転中に通常、特殊、必殺技のコマンドを入力すると、
 反転終了後に入力した技を前進しながら繰り出す。
 技の硬直は皆無となり、通常連携できない技でも連続技になる。

■演出関連
■登場アクション

(一般)
 ジャンプして地面をばしばし踏む
 「おっしゃー!!やるぞ、オーッ!!」


(特殊)
vs神楽坂
 神楽坂、アレナを見つめ
 「おっ?お前が次の相手かあー!?」
 アレナ、にこにこしながら
 「うふふー♪さあ圭ちゃん、どーんとかかってこーーい!!」

vsロイド
 アレナ、ふにょふにょしながら手とアホ毛を振り
 「ロイドのやる気でろ〜♪やる気でろ〜♪」
 ロイド、ベレー帽をかぶり
 「あーはいはい。やるよ、やればいいんだろ?」
 アレナ、にこにこしながら
 「おっし♪」

vsヒンツ
 アレナ、ノリに乗って
 「でたなー!?きょうふ、おたくかいじ〜ん!!」
 ヒンツ、激しく踊り
 「ヲタヲタ〜♪ふふふ、世界中のアニメグッズは全部この俺様が・・・
 ・・・って、なに言わさすんじゃいボケェ!!」

vsトリーネ
 トリーネ、ちょっと困ったような感じで構える
 「アレナちゃんか・・・」
 アレナ、にこにこしながら
 「やっほー、おねーちゃん♪」

vs悪人系
 ムカムカしながら、地面をばしばし踏みつけると
 「このわるい子め!!アレナがおしおきしてやる!!」

vs化け物系
 泣き顔で脅えつつ
 「お化けやだ!!あっちいけぇえ!!」

■勝利・敗北時アクション

・勝利時アクション

(一般)
 ちょっとびくびくしつつ、チラッと相手を覗き込んで
 「ねえ、・・・おこってる?」


(特殊)
vsティアバスターズ
 にこにこしながら手足をバタバタさせる。
 「にへっ♪ボクのかちッ!」

vs悪人系
 腕をぶんぶん振り回し
 「どうだわるい子め、もーわるいことすんな〜!!」

vs化け物系
 棒立ちでベソをかく
 「ふええ〜ん、もうやだ〜!!」


・判定負け時アクション
 ふくれっ面で相手をにらみつける
 「ぶ〜〜〜〜〜〜!!」

■挑発

 いきなり鼻くそをほじりだし、その後飛ばす。
 「ふがふがぁ・・・」
 (当たると小ダメージ。飛距離小、飛び道具扱い)

■勝利時メッセージ

(一般)
「うえっ・・・大丈夫?ごめんちゃい・・・」

「・・・がっかりしてる?」

「う〜、なんだよう?じっとみるなよう・・・」


(特殊)
vs神楽坂
「やったー!!圭ちゃんにかったー!!」

vsロイド
「うう・・・、後がこわいよ〜〜」

vsヒンツ
「どうだ、ヒンツー!いつまでもがきんちょじゃないぞ〜♪」

vsトリーネ
「うひぇー、大丈夫?おねーちゃんごめ〜ん!!」

vsなのは
「こぶしでかたる?・・・おねえちゃん、おててはしゃべらないぞ?」

vs雑賀
「うぉう!?オッス、からてやさん!!」

vsスラッグ
「かっけー♪まっちょ!まっちょ!」

vsカマゴリラ
「うほほほほ♪おかまちゃ〜ぁあん♪」

vsデブコロ
「ねえ・・・、おなかぷにぷにしていい?」

vsモニカ
「うぉ!?でっけえおっぱい・・・」

vsグラス兄弟
「ふに?どっちがどっちだ?」

vsミュー
「ヒィッ!!このおねえちゃん、こわいよ!!」

vs悪人系
「ふんがー!!」

vs化け物系
「ふぐぅ・・・。もうかえる・・・」

■ステージ(背景)

 ガイア共和国国道3号線、第4スクランブル交差点。
 普段はさながら高速道路のように快適なこの通りも、1車線が完全封鎖され、
 ロープと警備員がまるでリングのように周りを取り囲んでいる。
 その奥の道路では試合を見に来た観客と、
 車で通りがかった観客とでごった返し、空中には報道ヘリが待機。
 上の歩道橋にもあふれんばかりの人が詰めかけ、応援を送っている。
 さらに宣伝目的の看板、垂れ幕が画面狭しと配置されている。
 時間帯は夜。