“真・主人公”“翼の拳の少女” 月影なのは 作者:ナニコロ |
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■設定関連 |
■プロフィール キャッチコピー:翼の拳の少女 キャラクター名:月影なのは 性別:女 年齢:14 身長:148 体重:45 国籍:日本 血液型:A 職業:中学生 趣味:瞽女(ごぜ)歌 空手の自己鍛錬 特技:毎日続けて努力出来ること 好きなもの:動物 嫌いなもの:言葉のナイフ、背の低い自分 大切なもの:信じる心、夢と希望 苦手なもの:人付き合い 好きな食べ物:御飯 好きな音楽:アニメとかのキャラクターソング(何か肌に合う) 得意スポーツ:空手(スポーツ全般は苦手) 格闘スタイル:空手 イメージボイス:椎名へきる |
■外見 ボサボサの赤髪を三つ編みに編み、緑のリボンで結んでいる。 上はフード付きの緑のトレーナー(トレーナーの下はTシャツ)。 手には格闘技練習用の茶色いナックルガードを着けている。 下は足首の辺りを折り曲げている青のジーンズ、靴は赤いスニーカー。 |
■背景設定 <ストーリー> 『月影章』は柔道金メダリストにして、 日本有数の『F−1GPWT』トップファイター。 その章の娘が『なのは』である。 背の低さをコンプレックスに持つなのはにとって、 章は、親である以上に憧れの対象でもあった。 なのはは父を見習って幼き頃から柔道を始めたのである。 しかし例え親が有名選手であろうと、道場内では直接の関わりが無い。 また、体格も小さいなのはは、結局、 これと言って目だった才能の輝きを 発揮することもなく、 地味な存在となっていった。 伸び悩む成績、自分よりも上手くなり追い越していく後輩たち。 一緒に歩いていたはずの人たちは遥か向こうだった。 そんななのはに、父は空手を薦める。 「他の格闘技を見ることは良い経験になる」 「君ぃ! 空手をやりたまえ!」 紹介された空手の館長は色々と凄い人だった。 柔道時代に鍛えた基礎技術のおかげで、 空手も『それなりに』うまくなっていく。 ある日のこと。 もくもくと藁筒を叩き続ける姿が、空手道場本部総帥『雑賀双角』の目に留まる。 ひたすら打ち続ける姿に興味を持った雑賀は、 気まぐれ心に自ら『正拳突き』の理論的指導を施したのである。 なのはは生来マイペースで地道な努力型の人間。 雑賀の指導を受けた彼女は、 その日から正拳千本突きを欠かさず行なうようになる。 別段、その事で急激に成果が上がったというわけはないが、 それでもなのはは愚直に繰り返していった。 それから一年。 なのはの世界を大きく覆すことが起こった。 いつものように何気なく放った一発の正拳突き。 だがそれは、なのはが今まで感じたことのない、 心から震感するものだった。 どんな一撃よりも重く、どんな技よりも軽い。 まるで拳に翼が生えたと錯覚するほどの。 否。 なのはには、確かに見えた。 拳に宿る翼が。 それから彼女は以前に増して、『強くなりたい』と思うようになった。 だがそれは『勝つ』ためでも『負けない』ためでもない。 より強く、より高みを目指して、 ただひたすら……『はばたいていきたい』と。 それが始まりだった。 <背景設定> 空手を武器に世界をさすらう新人少女格闘家。 体格(ウェイト)は軽いが一撃必殺の正拳突き『翼の拳』の威力は要注目株。 性格は生来地味な努力家で、極端なまでにストイック。 自分の体格上の不利を自覚してはいるが、むしろそれゆえにこそ誰よりも 日々の努力の積み重ねを怠らず邁進する地道な“永遠の発展途上型人間”。 一応の目標は『F−1GPWT』優勝であるが、彼女自身駆け出しの自分が いきなり優勝争いに関わろうとは思ってはおらず、むしろ結果ではなく ただひたすら『力の限りはばたく』ことのみを誓いとし志して闘う。 |
■格闘スタイル解説 いかにも古流空手風な通常技は判定は強めだが リーチは短く、モーションも重め。 通常技の威力は並程度、必殺技の威力はあるが ややクセの有るものが多くなかなか扱いにくいが、 ランタイプのダッシュを持ちジャンプがそこそこ鋭いので 意外と闘うことは出来る。 地上戦の駆け引きを練習するのに丁度良い、 中級者、またはレベルアップしたい人向けのキャラ。 |
■技関連 |
■通常技 スタンディングポーズは足を軽く前後に開き、 体は正面を向いて右拳(1P時)は掌を上に胸の前辺りに引き付け、 左手は開いて掌を相手に向け突きだし牽制。 特徴の有る通常技としては、立ち中パンチの正拳突き(判定強い)、 遠距離立ち強キックの前蹴り(コミック版『餓狼伝』の 九我重明の『腹……』を想像すれば分かり易い)、 しゃがみ強パンチの伸び上がり頭突き(同じくコミック版『餓狼伝』 『堤城平vs文七戦』で想像すれば分かり易い)等。 立ち強パンチは「右回し突き」、ガードされても間合いが離れ、 カウンターヒットすればキリモミダウンになる判定の強い技。 |
■特殊技 ブロック崩し( ![]() 瓦割り、ブロック崩しなどで御馴染みの『アレ』。 手刀を振り下ろす中段技。 性能は良くもなく悪くもなく…… ルートアタック(特定のコンビネーション中にPPP) 特定のコンビネーションアーツを決めることで、 様々な特殊効果を発動できるというもの。 空手で言うところの「型」をなぞることで「気」を整え、 潜在的な力を引き出す。 コンビネーションがヒット(ガード)時にコマンドを追加入力することで、 その戻り部分をキャンセルして専用の気合い入れモーションを取り、 それが終了すると攻撃力アップや攻撃が無条件カウンターヒットなどの 特殊効果が付加される。 |
■コンビネーションアーツ 立ち弱P→弱P→中K→強K ワンツー→振り下ろし右ローキック→左後ろ回し蹴り。 3段目は一応立ちガード不可。 遠立ち弱K→弱P 前蹴り→ジャブ、いわゆる「蹴込み」と言われるコンビネーション 立ち弱P→中K→中P→強P→強K ジャブ→左ハイキック→左ボディ→右ボディ→右ローキック。 最後が立ちガード不能。 なのはのコンビネーションは 段数の多いものが多いが、基本的に魅せ技の色が濃い。 ルートアタック(特定のコンビネーション中にPPP) 『気合い』:立ち弱P→中K→中P→強P→強K→PPP 一定時間の間、攻撃力が1.15倍にアップ+通常技に削りダメージ。 効果時間中に再入力すると効果時間がリセットされる。 『一撃』:立ち弱P→弱P→中K→PPP 4段コンビネーションの三段目から派生する。 次の一撃の攻撃力が2倍になる代わりにガード不能。 このコンビネーションの途中止め自体はヒットしても不利なので、 使い勝手は微妙。 しかし「一撃」付の潜在能力版「翼の拳」などはかなりロマンだ。 『三戦』:近距離立ち中P→中P→PPP 一定時間の間防御力が1.15倍+くらい硬直時間10%減。 効果時間は長くない。 |
■投げ技 『頭突き』( ![]() ![]() 「スぅ(息吸い込み)……だ!」 相手の襟をつかみ、頭突きを喰らわせる。 『西瓜割り』( ![]() ![]() 「だぁ!」 相手を下方向に押さえ、チョップを喰らわせる。 見た目が特殊技『ブロック崩し』と似ているが気にしてはいけない。 |
■必殺技 正拳・木霊 ( ![]() ![]() ![]() 「シュ!」 離れた蝋燭の火を吹き消す、気合いの正拳。 見た目のグラフィックより先の方にまで攻撃判定が突き出ており、 リーチが長く当たりが強い。 だが、ガードされると不利。 飛び道具を打ち消せる。 飛び横蹴り ( ![]() ![]() ![]() 「たらぁ!」 跳び蹴りで斜め上前方へ蹴りこむ、対空(風)必殺技。 映画『地上最強のカラテ』で東谷巧が見せた、 自動車飛び越えの跳び蹴りだ! 分からない人は、普通に昇り蹴りを想像してください。 無敵時間が有るが、めくりに当て難いので、 対空の主役はこれではなくしゃがみ強P(伸び上がり頭突き)。 背負い投げ ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (投げ)「や!」 (倒れ時)「あだ……」 コマンド投げ。 ストリートファイトの実戦で覚えた柔道の背負い投げ。 だが、下手なので(?)自分も倒れてしまう。 ダメージはそれほど期待できない上、 投げた後自分と相手が間近でほぼ同時に動けるようになると言う 微妙な性能。 根性頭突き (食らいモーション中に ![]() ![]() ![]() 「ふんが!」 のけぞりダメージ状態をキャンセルして強引に頭突きで反撃する技。 発生はそこそこでは有るが無敵時間などは無い。 余り隙間の無い連続技などに割り込もうとすると傷口が広がることも有る。 食らうと相手はダウンする。 ロックして演出に移行する乱舞技の途中などには出せない。 三角跳び蹴り ( ![]() ![]() 「や!」 壁向かいジャンプから三角跳び蹴りで突っ込む必殺技。 弱中強で飛距離が異なり、強の方が遠くへ跳ぶ。 高速な上しゃがみガード不能なので奇襲効果は高いが、 ガードされると反撃必至。 回し受け ( ![]() ![]() ![]() 「……はっ!」 空手の回し受け。性質は当て身技。 手を受けの構えである、手を捻りつつ、L字型に構え、 (イメージ付きづらい人はウルトラマンのスペシウム光線の構えを参照。 近からずも遠からず) 攻撃を受けた瞬間に、手を回しながら攻撃を払いのけ、 その後、両手掌底(見た目は手から波動を出す感じ)で 相手を吹き飛ばす。 |
■秘技 翼の拳 ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「……はぁ!」(暗転) 「翼の……拳!」(攻撃) 高速の突進正拳突きを繰り出す。 拳に輝く翼のエフェクトが一瞬付いて見える。 無敵時間があるが攻撃発生と同時に切れるので割り込みでの信頼度はイマイチ。 発生が早いので連続技用と考えて良い。 威力はそれなりに高い。 |
■絶技 正中五連撃 ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() まず鳩尾に前蹴りを一撃、怯んだところに相手の体を駆け上がるように 喉、人中、眉間と蹴り、最後に相手の頭上まで駆け上がったところで 空中縦蹴りを脳天に叩きつけてフィニッシュというアクロバティックな技。 かなり高度な技術を要する技だと思うが、よほど練習したのであろう。 威力は総体力の半分程度を奪い、発生もそこそこ早く無敵時間も長めだが リーチが短いという性能になっている。 割り込みのほか、空中の相手に当ててもきっちりフルヒットするので 対空としても強い。 |
■潜在能力 翼の拳 ( ![]() ![]() ![]() (暗転)「心穏やかに……しかして、高ぶる想いを拳に秘め!」 (ヒット)「これが……翼の拳!」 超高速の突進正拳突きを繰り出す。 拳には輝く翼のエフェクトが付いているのがはっきり見える。 突進距離はあまり長くない(だいたいR開始時くらいの間合いで届く程度)が、 長い無敵時間を持つ上発生が非常に早く、突進スピードも素晴らしく速いので 連続技に反撃に割り込みに起き上がりにと使える局面は豊富にある。 威力も非常に高く、これ一撃で体力50〜60%ほどものダメージを 奪い去ることができる。 ヒット時には相手は受身が取れず、ガードされても相手を大きく弾き飛ばすため 反撃も受けないという優秀技。 必殺技の性能が微妙な分、潜在能力は超強力だ。 |
■演出関連 |
■登場アクション 通常A 「押忍! お願いします!」 と、空手式のあいさつを大声で行う。 通常B 動きをピタリと止め、目を閉じ、深呼吸し、拳を握る。 構えながら、一瞬だけ拳に翼が見える。 「私の想いを翼に託し……いくぞ!」 特殊 CPU専用 草笛を吹いているがそれを外し、構える。 「拳で語ろうよ」 vs日向義仲 義仲が踏み出して指先を突きつけつつ 義仲「あん時のカリ、利子付きで返してやらあ!」 なのは「義仲君……! よし、勝負だ!」 |
■勝利・敗北時アクション 勝利時アクション 通常A 地面を踏み込んで咆哮する。 「吼オオオオオオオ……!」 通常B 正拳突きを放つ。その際に、一瞬だけ翼が見える。 「これが…翼の拳……!」 特殊 最終R勝利時 「あの……」 と、急におどおどした感じの動作を行い、大きく深呼吸をし、 「押忍! ありがとうございました!!」 と、大きな声でお辞儀をする。 敗北時アクション ファイナルダウンボイス 「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」 タイムオーバー敗北 「しぼむぅー……」 |
■挑発 挑発1 構えをとって床を踏み込んで咆哮する。 「吼オオオオオオオ……!」 挑発2(レバー+スタートボタン) 動きをピタリと止め、目を閉じる。 |
■勝利時メッセージ 通常 「背が低くても……才能無くても…… 頑張れば強くなれるんだ!」 「勝った……ぬおおおーー! くおおおおー! うおおおお! だぁぁぁぁぁぁ!」 「あ、あの……そのぉ……、ご、ごめんなさい。 でも、ありがとうございます! こうして殴りあったこと、良い思い出です。またいつか……もう一度戦いたいです」 「自分が正しいかなんて分からないし、本当に羽ばたいていけるか分からない。 だから、自分を信じて進んでいくんです」 「まだ……まだなんだ。もっと高く、もっと力強く、もっと速く……! 先へ……先へ!いけるところまでいきたい!」 特殊 vs夏香 「あなたと戦っていると、心がすごいワクワクするんだ。 これが……『燃える』て感覚なのかな?」 vs天地健太郎 「不思議な感じ……闘っているのに、 貴方から労りとか優しさとか寂しさとか感じる……」 vsサマンサ・ウィンスレット 「……う、うう、涙が止まらない…… 催涙スプレーってこんなにキツイんだ…… 勉強になったけど、な、涙が……」 vs有馬憂姫 「空を見てね、思うんだ。あの先に何があるのかな、て。 海を見て、思うんだ。あの先に待っているのは何だろう、て。 無駄なことかもしれないし、意味の無いことかもしれない。 でも、私は行こうと思うんだ。その道の先を」 vs長月真紀 「科学と武術という違いはあるけど、気持ちは何か分かるかも…… 巨大ロボは分からないけど、ロマンか……いいよねっ」 vsナキム・カースツ 「インドの伝統武術……。 日本や中国だけじゃないんだ、伝統的な武術って。 ちょっと無知が恥ずかしい……」 vsアシュトン・ファイファーミ 「あ、う……ピ、ピザご馳走になります!」 |
■ステージ(背景) |
・季節は秋。夜の田舎のたんぼ道。 月の光のスポットライトは、優雅に踊る稲の娘を映しだし、 秋の虫たちは自前の楽器を持ちだすと、静かな音色を奏でだす。 そんなちょっとしたお祭りの中に紛れ、一人の少女がたっていた。 緑のトレーナーに青のズボン、小さな口は草笛を吹いている。 草笛を離すと、少女……なのはは構えた。 「拳で語ろうよ」 それが試合の始まりだ) |
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