“氷域の猟犬” ヴァレンコフ K=ジェスターコヴィッチ 作者:MUMU |
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■設定関連 |
■プロフィール キャッチコピー:氷域の猟犬 キャラクター名:ヴァレンコフ=K=ジェスターコヴィッチ 性別:男 年齢:28 身長:180cm 体重:82s 国籍:ロシア 血液型:A 職業:警察官(ロシア警察局エージェント) 趣味:ボトルシップ製作 特技:5ルーブル硬貨をねじ曲げること 好きなもの:ウォッカ 嫌いなもの:果物・かき氷 大切なもの:ペットの犬 苦手なもの:−40度以下の気温 好きな食べ物:タンシチュー 好きな音楽:シベリウス 得意スポーツ:ラグビー 格闘スタイル:組討ち術、両腕の鎖による打撃。 |
■外見 警察官の制服のズボンをはいており、戦闘中は上を脱いでいる。 上半身は素肌であり、胸には羊の角のようなデザインの刺青がある。 ボサボサの灰色の髪が顔にかなりかかっており、眼光はわずかに のぞく程度。両方の腕の肘から先、さらに胸部にかけて鎖をぎっちりと 巻きつけてあり、腕の地肌はほとんど見えない。よくみると右腕の鎖は 白っぽく、左腕の鎖は黒っぽい。そのため胸部の鎖はマダラ模様に なっている。色の使い分けは彼なりのファッションらしい。拳の部分にも 何条かの鎖が通っており、2本づつ握ってもいる。 ちなみに鎖の重量は38キロ。輪の直径が5センチほどもあり、 セスナ機ぐらいなら吊り下げられる。 |
■背景設定 赤い夢を見た 赤い夢の中で、男は多くのものを失った。 多くの死者が横たわり、そして、死よりもさらに忌むべき存在に 染まっていく自分がいて… ヴァレンコフは、かつてはモスクワ市警に所属し、情熱に燃える 健全な若者だった。だが10年前、とある事件によって彼は一変する。 それはロシアンマフィアによる対立組織への襲撃事件だったが、 その際に多くの一般市民が巻き添えになった。その中には、 若きヴァレンコフの身内も含まれていたという、そして錯乱状態に 陥ったヴァレンコフは、マフィアの構成員7名を射殺。 すでに捕縛状態であったものにも銃撃を加えたため、6年の禁固刑に 処された。 服役中、彼の身柄はなぜかロシア高等警察局に引き渡され、ほとんどの 刑期を局の施設内で過ごすことになる。 そして出獄後、ヴァレンコフの筋肉は鎧のように分厚くなり、両腕と 胸にかけては仰々しい鎖が巻かれていた。それは彼がロシア警察局の 特務エージェント、「氷域の猟犬」となった証でもあった。 「今回の任務は『F−1グランプリ』なる格闘技大会への参加、 その裏に潜むものの調査だ」 老人は無造作に書類を投げ出す。 「参加者のうち、主立ってマークするべき対象をいくらか リストアップしてみた。それの他にもいろいろと裏の勢力が 関わっている噂もある。くれぐれも気をつけてくれたまえ」 「気遣いは無用だ」 男の答えは素っ気ない、もっとも、この猟犬の飼い主は言わば大ロシア そのものであり、老人が彼の上司だというのは体裁に過ぎないのだから、 互いに気を使う理由など何もないのは確かだった。 置かれた書類を鋭い視線で眺めながら、ヴァレンコフは 誰にともなく口を開く。 「…マフィア幹部に、凄腕の暗殺者。ふふ…食いでのあるリストだな、 しかも、これでまだ全員ではない…か」 「楽しみかね?」 何気なく聞いた老人の言葉に、ヴァレンコフは 虚を突かれた様子で、老人を見る。 「楽しみ…? ふむ、そうかも知れないな。どちらにせよ、俺はもう こいつらと付き合うことにしか生きる意味を見出せない。 …憎しみと愛情は表裏一体…そんな格言もある」 「そうか、ではせめて幸運を祈っているよ」 「俺はいい。祈るなら…」 リストに目を落とし、ヴァレンコフは不敵な笑みを浮かべる。 「こいつらが、せめて苦しむことの無いよう祈ってやれ…。 もっとも、俺はその祈りとは正反対の道を選ぶがな…」 制服の内側で、鎖がじゃら…と一度だけ、鳴った。 |
■格闘スタイル解説 一撃の威力が高い打撃力タイプ。通常技・必殺技ともに スキが大きいが、総じてダメージ量が大きい。移動速度や ジャンプ力は平均的なので、重量級に対しては素早い立ち回りで、 軽量級や飛び道具タイプに対しては押さえつけてのラッシュという ように、キャラによって対応していくことが重要になる。 |
■技関連 |
■ダッシュ ステップタイプ。移動距離は短い |
■通常技 しゃがみ中K 立ち上がりつつ斜め上を蹴る。打点が高い。 しゃがみ強K 1キャラ分ほどのスライディング。 |
■特殊技![]() やや体をのけぞらせ手の前蹴り、相手を大きく押せる。 ![]() 一瞬ためた後、ヒジを斜め上に突き出す。判定が強い ![]() 一歩踏み込んでのラリアット、 攻撃の直前にガードポイントが発生する。 |
■コンビネーションアーツ 近距離立ち弱P→中P→強K 最初にボディブローを放ち、顎に肘打ちを当て、体勢が崩れたところを 回し蹴りで吹っ飛ばす。基本となるコンボ。 近距離立ち中P→しゃがみ強P→ジャンプ弱K→強K 肘打ちから顎を打ち抜く突き上げで相手を浮かせ、 空中で2連続で蹴る。二回目の蹴りが相手を打ち落とすような回転蹴り。 相手の技にカウンターで出すなどすれば安定して入るコンビネーション。 遠距離弱K→強K→強P ローキックから前蹴り、さらに両腕を相手の眉間で打ち合わせるような 特殊技を出すコンビネーション。 間合いが難しく、確実に当てたいなら要練習。 密着して強K→強K 勢いのある膝蹴りのあと、さらに豪快な回し蹴りの特殊技を放つ。 ダメージ量は大きいが、かなり密着していないと出せない。 |
■投げ技 ベイルオード ( ![]() ![]() 相手の襟首を片手でつかんで持ち上げ、 前に走りつつ頭から地面に叩きつける。 アンチゲイン ( ![]() ![]() 相手に密着し、体を抱え込むようにしてヒザで腹部を蹴る。 |
■ガードキャンセルアタック 素早く体を一回転させての裏拳。実際には鎖を巻いた前腕部を当てる。 |
■必殺技 『氷壁』バグワード ( ![]() ![]() ![]() 鎖を巻きつけた両腕を顔の前でクロスさせ、そのまま相手に突っ込む技。 突進系の技で、上段にガードポイントが発生しているので 相手の飛込みに対しても使える。 ダッシュを始めるまでのタメは少し長い。 目押しコンボからも連続技になるので、頻繁に使っていきたい。 『凍嵐』ストーミーハイドラ ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 入力すると後方に短くステップし、直後に前方に回転しながら飛び込む。 体を縮めた状態で両手だけを組み合わせて突き出しており、 回転の勢いを利用してその腕で殴りつける技。 バックステップは通常のバックステップ動作と同じなので、 後退と見せかけてこの技を出すこともできる。 『蒼白月』fil=ルミネセンス ( ![]() ![]() ![]() 片腕を高々と振り上げ、懇親の力をこめて振り下ろす技。 しゃがみガード不可で、ガードされると相手を大きく後退させるので 反撃を受けにくい。 攻撃判定の発生まで20フレームほどかかるので、 相手は技の発生を見てから割り込むことも可能。 ダメージ量はかなり多いが、コンボに組み込むことは難しい。 『銀咬鮫』ボルネスЁ ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 両腕を大きく開き咆哮。鎖を握っている両手を開き、 それを体の前で壮絶な勢いで撃ち合わせる。 鎖同士がぶつかり合う大音響がして、1メートルほどの範囲に かなりの量の火花が散る。 飛び道具をかき消す効果があり、打撃技としても高い威力を誇る。 |
■秘技 『追刑穿牙』ヨアゼルベイル ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 対空系の秘技。両足を開いて膝を曲げ、思い切り低い体勢になって力をため、 立ち上がりつつ真上に拳を突き上げる。 突き上げるとき拳をすごい勢いで回転させており、 腕の周りに螺旋の形をした光のエフェクトが出現する。 攻撃判定が発生するまで全身無敵で、威力も高い優秀な対空技。 密着していれば地上の相手にも当たるので、ラッシュへの割り込みにも使っていける。 螺旋のエフェクトを相手にめり込ませるような形でヒットした場合、 多段ヒットしてダメージ量が跳ね上がる。 『異端深層華』via=リリアーナ ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 両腕の鎖が半分ほどほどけて地面に垂れ下がり、そのまま半円を 描くような軌道で鎖を振り、相手を打ち据える技。 片腕の鎖を振った後、一歩踏み込みつつもう片方の鎖が相手を襲う。 鎖の長さは3メートルほどで、画面の3分の1をカバーする半円の 範囲に鎖が振られる。 2連続で鎖を振る打撃技で。最初の一撃がヒットした場合には相手が吹っ飛ぶので、 画面端でない限り二発目は当たらない。 鎖を振るまでにタイムラグがあるので、割り込みにも使いにくい。 |
■絶技 『背徳牢々華』zea=リリアーナ ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 超必の『異端深層華』via=リリアーナ強化版。 鎖を足元に垂らし、それを思い切り前に振った後、前に後ろにと すさまじい勢いで鎖を振りまくる。 鎖の残像が半円を保ったままその場に出現しつづけるほどのスピードで、 しかもヒットした相手を飛ばさないので、連続してヒットする。 地面にはもうもうたる砂煙が立ちのぼる。 超必版と同じく、鎖を振るまでには若干のタイムラグがある。 鎖は前に5回、後ろに5回と、つまり5往復する。 振るスピードはすさまじく速いので、 ガードした状態からの割り込みは不可能。 |
■潜在能力 『昏濁夢』RGO1997 ( ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 当て身技。 その場に立ち尽くして目を閉じた状態になり、 このとき相手の打撃技が触れると、背景が完全に真っ暗になり、 腕と胸に巻きつけた鎖がバラバラになって吹き飛ぶ。そのまま、 相手をロックしてすさまじい勢いでパンチを叩き込む。 ラッシュの終わりごろに画面が戻り、ヴァレンコフはちゃんと鎖を 巻いた状態に戻っている。 最後に大きく振りかぶってラリアット気味の巻き打ちで相手を吹き飛ばす。 当身をしている時間は少し短め。 また、コマンド入力後に即座に構えるわけではないので、 割り込みには使えない。 |
■演出関連 |
■登場アクション 通常 素肌の上にジャケットを羽織っている。おもむろにそのジャケットを 脱ぎ捨て、鎖を鳴らす。 「少し…締めあげるか」 「ふ…認めよう、この戦いは楽しめそうだ…」 |
■勝利・敗北時アクション 勝利時アクション 通常 鎖が少し下に垂れ下がっている。勢いよく腕を振ると、 鎖が跳ね上がって腕に巻きつく 「何もかも無駄だ…悟れ」 「…もう終わりか」 |
■挑発 手を開いて指を折り曲げる。指はそれぞれごきりと音を立てる。 「どうした…、降参などと言い出すつもりか?」 「さあ、どうする…?」 |
■勝利時メッセージ 一般 「これ以上抵抗することは許さん……失せろ」 「まだ足りないな…お前がもっともっと悪人ならば、 潰し甲斐もあっただろうに」 「俺は、悪を称する者へのギフトだよ。 送り主は、もちろん冥府の王だがね」 特殊 vsなのは 「チッ…思ったよりも時間を労した、どこへなりと失せろ」 vs日向義仲 「寝ていろ、俺の目を見るな」 vs室伏崇 「貴様がうらやましい。 強者の称号などに、俺はもうあまり興味がないから」 vs麻生夏香 「殺気を削がれた悪人はつまらん…連行する」 vs若葉千夏 「貴様の実力は認めてやろう。 だが、再度俺に挑むようなら、歩いては帰さん」 vsシッカ 「手数が勝利に結びつく可能性まで否定はしない。 ただ、俺を倒すには不足だというだけだ」 vsチェズ 「悪意の放つ腐敗臭というやつだな。貴様の中に眠るもう一人、 始末できるものなら即刻実行しているところだが…」 vsうさぎ 「済まないな。驚いたり感動したりということはできない性分だ。 笑ってると口の中が凍りつく国から来たのでね」 vsレヴィン 「面倒な男だ、殴れば殴るほど騒がしくなりそうな…」 vs狩夜軋流 「俺が何者か分かるか? 貴様を砕き、壊す、そのためだけに存在する打撃力だ…」 vs紗雪・ドゥルーベ・弔祇亭 「フランスの夜は嫌いではない。 これから貴様のいない場所になるからな」 vsモニカ 「まだ抵抗するか、…いや…それでいい」 vsイシュタム 「全身の血が滾る…、さて、貴様を食って静めなければなあ!」 vsレプタイル 「悪人を始末するなら正義を唱えろ、なぜ、それができない?」 vs黒星 「言い残すことはあるか、捨て台詞や負け惜しみなら 存分にのたまうがいい。命乞い以外なら何でも構わんよ」 vs龍 「暗殺拳か…、それなら、まず両手両足を潰すか…」 vsアルシャンク 「虚も実も大した違いはないと知っている、 夢と現実にさほどの差が無いようにな。 つまり、俺にまやかしなど無意味ということだ」 |
■ステージ(背景) |
どこかの警察署。ロビーのような場所で、背後には何者かにノされた 警官が何人か倒れている。右奥に受付カウンター、 左奥にはぐにゃぐにゃに曲がって火花を上げているエスカレータがある。 |
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