STORY

20XX年。

英国の富豪ダッシュウッド財団を筆頭に
世界各国の企業協賛の下突如開催された一大イベント。

F−1GPWT。

世界の路上をリングとし
ただひたすらに
闘って
闘って
闘い合わせ
地上最強の生物を決める
正気の沙汰とも思えない
狂気のビッグイベントに
しかし世界の脳髄が
渇望していた血の匂いに酔わされたが如く
確実に犯されていく
文明の果ての退廃か
原始の欲望への回帰願望か
血潮渦巻く混沌のストリート
路上の野生動物どもの
疾る火のごとき熱気の舞台の陰に
しかし更なる狂気の滾りのあることを
まだ誰も知らない―





『地位を得るためじゃない。
勝利を得たいためでもない。
頂点に立ちたいわけですらない。
ただ はばたける限り はばたいてみたい――』

あるものは夢のために。
あるものは富のために。
あるものは快楽のために。
あるものは野望のために。
あるものは生きるために。
そしてあるものは求めるものが何かもわからぬままに。

やつらは今日もあてどなく
終わりの無い旅を続ける。
今日も誰かと出会い、闘い、倒し、倒される。
ぶつかり合う日々の中にこそある、かけがえの無い何かの存在を信じて。

空手、柔術、テコンドー、無頼、喧嘩師、アウトロー、
マフィア、軍人、テロリスト…
そして”拳に翼を持つ少女”

己を守るは己のみ、群雄割拠弱肉強食の路上(ストリート)で
生き残り 自分だけの何かを手にするのは

誰だ!?


Weicome to violent world.
Let's get ready to rumble!
Fight to get something!!